ヨミエル

仕事 ・ 「今の会社に移って二年になる。前職は地元の中堅メーカーで十五年、給料はそこそこ、休みもちゃんと取れて、正直ぬるま湯だった。このままじゃ何も身につかないと思って、四十手前でベンチャーに飛び込んだ。仕事は面白い。ただ、評価の基準がころころ変わるし、上の人間も一年で半分入れ替わった。先月、前職の元上司から飲みに誘われて「戻ってくる気があるなら席は用意できる」と言われた。ありがたい話だと思う。家のローンもあるし、子どもも来年中学だし、安定を取るなら迷う理由はない。でも戻ったら、あの時の決断は何だったんだという気持ちがずっと残りそうで、それが引っかかる。かといって今の場所であと五年踏ん張れる自信があるかと聞かれると、それも怪しい。嫁には「好きにしたら」と言われている。好きにしたらと言われるのが一番困る。戻るのが正解なのか、ここで踏ん張るのが正解なのか、どっちに進むべきか見てほしい。」

VII

戦車(正位置)

戦車

正位置

転職先に踏みとどまるか前職に戻るか迷うとき

Yomiel

戦車、出たね。このカード、ぼくには「迷いながらでも走ってきた人」に出やすいように読めるよ。あなたが四十手前でベンチャーに飛び込んだあの決断、ぬるま湯を抜け出した推進力、それはいまも消えてないと思う。どっちが正解か、というより、あなたはもうずっと動き続けてきたんだよね。戦車って、完璧なコースが見えてから走り出すんじゃなくて、走りながらコースを切り開いていくものだから。「戻ったら何だったんだ」という気持ちは、あの決断を自分で大事にしてる証拠でもあると思う。どちらに進むにしても、あなたが「なぜそっちに向けるか」の理由を自分で持てるかどうかが、きっと鍵なんじゃないかな。カードがそこまで見せてくれてる気がする。あなたはどう感じる?


Noir

……その「戻ったら負けだ」っていう感覚、誰かに証明しようとしてない?

今日のあなたへ

引いた一枚を、今日のどこかで思い出せたら、それだけで十分かも。 あなたに合う小さなものを、ぼくも今いっしょに探してる。もう少しだけ待っててね。

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